こんにちは^^ヒロです。
こちら結構昔の話で、今のような自転車ブームではなく自転車で長距離を移動するという感覚が一般の人にはほとんど無かったと思います。
当時何を思ってそんな長距離を自転車で移動したのかというと
『暇だったから』
本当にそれだけです。
ちなみに自転車はママチャリ、そして2人乗りです。
8時間かかりました。
夜中に出発して到着した時には太陽が燦々と輝いていました。
道もわからないので道中たった1件だけあったセブンイレブンで道を聞き・・・
って60キロも移動してコンビニ1件って田舎どころの騒ぎじゃないんですがそれはさておき
その時の経験からやろうと思ったらまずやってみる事の重要性をお伝えしようと思います。
田舎は夜間遊ぶ所が無い
まずはこれです。
当時どうしも譲れない事として『金髪』というくだらない意地がありました。
故に就職先が決まらず面接すら拒否される始末
なのでずっと暇だったのですが特にやることもなく・・・
ふと高校の同級生に電話をかけ
これから遊ぼうよー
いいよーじゃあウチ来てよ
OKじゃあこれから向かうわ!
なんとこのノリで行くことにしました。
しかも携帯も持ってなかったので公衆電話で連絡を取り、そのまま自転車で出発しました。
どうせ明日も明後日もやることないですからね^^;
地獄の山越え
私達は夜通し自転車を交代で漕いで疲れ果てていましたが
最後と思われる難所は普通に山。
2人乗りでなくとも漕いで登れる坂ではないのです。
今流行の最新マウンテンバイクや電動自転車でもなくただのママチャリ
朝方になってくると畑仕事をしにご年配の方が外に出始めます。
道聞きチャンスです。
店もないし人もいない中人影が見えるとやはり安心できます。
そして結局ほぼ徒歩で山を超えました。
山を抜けると絶景
これは写真が必要ですね・・・
めっちゃ感動しました。
『the・夜景』って感じです^^
ママチャリでも下り坂は乗って移動できます!
気持ちぃぃぃーーー!
公衆電話を見つける度に連絡を入れる
公衆電話は一体どこにあるのかわかりませんからね^^;
もう今の時代はまじで見つけられません。
現代では通用しない旅なのでご了承ください。
細かい道を聞きながら同級生の家を目指します。
今思えばこの間ずっと起きてたんでしょうね^^;
みんな暇人だわ・・・
到着してまず最初に考えた事
・・・どうやって帰るんだ?
もちろん到着した時は感動しました。
この距離をチャリで移動した達成感からなんの意味もない満足感で満たされました。
しかしすぐに現実が迫り来ます・・・
来るだけでもこの労力・・・
帰るの?やだ!帰りたくない!めんどくさすぎる!
電車?
私がお金持ってると思いますか?
しかも自転車どうするんだこれ・・・
予想外の解決策
なんと到着先のお父さんが意味不明なことを言い出しました。
ここまで自転車できた!?
根性あるな!ここで働け!
根性の問題なのだろうか、とも思いましたが私も特にやる事もないただの無職。
ただ遊んでいても仕方ありません。
私を買っていただけるならそこに売り込むべきでしょう!
何より『自転車で再び同じ距離を帰る』という苦行から逃れられる←根性ある発言にもっとも矛盾する
なんと住み込みで働かせてくれるというので
家には帰らずその日からその同級生の家に住み込みで働くことにしました。
通常では体験できない貴重な体験
赤の他人の家に住み込み。
これだけでもとても貴重な体験です^^
同級生は女の子でしたが彼女でもなんでもなく別段仲が良いというわけでも無かったのですが
よく同じ屋根の下に住まわせてくれるなと今でも感心します。
いわゆる『ママレードボーイ』的な感じを期待するのかもしれませんが
一切ありませんでした(笑)
これが現実です。
星一徹登場
同じ家で生活するわけですから食事もみんな一緒です。
給料天引きで家賃と食費を払っていましたので当たり前のように生活していましたが
そのお父さんが本当荒くれ者というかなんというか
生ちゃぶ台返しを何度も見ました(笑)
実際にはダイニングテーブルを丸ごとひっくり返すので超ちゃぶ台返しです。
コップや皿を投げつけるなんてのも日常茶飯事^^;
ウヒョー!ネタの宝庫だぜ!
数多くの体験は何から始まったか
最初は暇つぶしでの8時間サイクリングから始まりました。
しかしこうやって時を経て振り返ってみると
『たった8時間の苦労でこれだけ多くの体験が手に入った』
これは人生的に大きなプラス要素だと思います。
こんな経験誰ができるでしょうか?
やりたい事はやってみる!
失敗なんて滅多にないですよ^^
滅多にね!
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