はじめに:このブログは派遣会社または派遣社員及び派遣先企業を叩く趣旨ではありませんのでご理解ください♪(о ̄∇ ̄)/
あくまで自分が務めた派遣会社の闇をご紹介するだけです^^
派遣社員としても管理側としてもお仕事をさせていただいたのでその中で印象深かったことを書き連ねます。
派遣会社を知らない(笑)
そもそも自分が派遣会社で働き出したのは『派遣』というシステムを頼ってのことではありません
あまりにバカすぎる発想に驚くかもしれませんが
『会社の名前がまともそう』
というヤバすぎる思考で面接に行きました(笑)
これより過去の仕事はあまり良いとは言えないものばかりだったので・・・
もちろん面接でもきちんと言いましたよ。『会社の名前がちゃんとしてる』って(笑)
こんな程度の知識ですから当然『派遣』がなんたるかも全く知りませんでした
面接は受かりました
この私が面接に落ちるはずがない!と思っていたので当然の結果です^^;
恥ずかしすぎる過去を消してくれ!!!!
派遣の洗礼
入社して少し経つと
色々と気づいてきました
そして一般常識としてみなさんが知っている派遣の実態をようやく知ったのです
はっきり言ってこの世の果ての世界が見えます
南は沖縄北は北海道まで様々な地域から労働者はやってきます
沖縄北海道率めちゃ高いんですけど日本の中心部から離れれば離れるほど職につくということがどれだけ大変なのか思い知らされます
これを読んでいる皆様はお金持ちかもしれませんし貧乏人かもしれません
自分のいた派遣会社は100%が貧乏でした
どれだけ貧乏かというと
まず家がないので寮で暮らします
寮で派遣先が見つかるまで待機しますがその間の食料もお金も1円もない
そこで近所の畑でネギを盗んできます(ダメですよ!)
鍋やフライパン、皿に調味料果ては箸もないのですが寮には電気が通ってるしガスも使える
コンロで直火焼きしてそれをそのまま食すのです。何日も・・・
ちなみにこの話をしてくれた人は当時20歳
どれだけこの日本において貧困が蔓延っているかがわかると思います
その他30代40代に至っても休みの日でも勤勉に会社にきます
食堂のご飯は給料天引きで食えるから・・・
そう、手持ちが0円なのです
現場がやばい
仕事は簡単でした
はっきり言ってボタンを押すだけ
そんな仕事もできない人がいるのです
というか過半数以上はできません
普通にできる人は派遣会社にとってものすごくできる人材です
そういったものすごくできる人材ができない人を教育します
はっきり言ってすごく難しいです
しかしプラスになった事は、ここで自分には当たり前にできることがなぜできないか、どうやったらできるようになるか
という思考を勉強できたと思います
自分の場合の解決策はとりあえずギリギリボタン押せる人間を『君は素晴らしい!俺は忙しいから自分の代わりに教育係となってみんなのリーダーになってくれ!』といい教えることを他人に任せました(笑)
自分は派遣会社の登用試験を受けて現場から離れようと決意しましたw
自分もやばかった
自分は当然自他共に認めるとても仕事ができる人材でした(ボタン押すだけ)
教育は他に任せてるしボタンを押すだけの仕事なら誰でもできる。つまり自分は現場にいなくてもいいよね
という思考で基本的にタイムカードをついたら後はずっと睡眠時間です
毎日毎日・・・タイムカード押す、寝る。帰ったら遊ぶ。
そんなサイクルを繰り返しているうちに『このままじゃ何もできなくなるんじゃね?』
という危機感を感じ始めるようになりました
しかし人間甘い汁は無くなるまで手放しません
当時こんな寝るためだけに会社に行っても手取りで30万は超えてましたので何の不満もありませんでした
管理職もやばい
こんなのが野放しにされているわけですから管理職のヤバさも軍を抜いています
まず刺青禁止の会社でしたがそれはまぁ立派な刺青が入っているではありませんか・・・
派遣社員の送迎等をするのに無免許
事務所に知らない女が入ってきてナイフで刺す
破壊力抜群です
当時から合法的な人身売買と揶揄されてはいましたがどんどん新しい派遣会社が設立し続けるいわば派遣バブルがこの時代でしたが、そんなものは長くは続きません
そもそも住む家がないから派遣で働こうというのもどうかと思います
やむを得ない事情があるのかもしれません・・・それでも苦言を呈して言えば
もう少し頑張って生きてよ!
管理職の功績は出勤率
基本的に管理側は出勤率というものを上げるように工夫を凝らすことで出世していきます
もちろん他にも面接やらプレゼンやらあるのですがそこまで行くのに自分ががんばりました!っていうのが出勤率です
自分はいくつかの怪しいセミナーと面談、筆記試験などで社員の登用試験をクリアすることはできました
そこでいまだに覚えているのが『誰であれ使え!例え指名手配犯でも採用するんだ!』
という偉い人の熱弁。
そりゃ働いた時間分ピンハネするだけだから頭数いた方がいいのだろうけど企業モラルはどうなのよって話
話を戻して出勤率。100%で問題ない?とんでもない
80%台ですよ
100人いれば20人は来ないということです
やれ頭が痛いだの腹が痛いだの毎日毎日休みたい人が盛り沢山!
無断欠勤も普通にいます
寮に見に行ってみるともぬけのからなんてのも全然珍しくありません
休み時間に柵を乗り越えてそのまま逃走して行方不明なんてのもいました
そういう人たちの寮に行って宥めたり、電話越しでも『一旦きて!1時間でもいいからやってみてダメそうなら早退していいから!』と言ってなんとかして来させます
最後の方はヤバそうなら速攻でクビにするOR他の現場に移動させる事で出勤率をあげてました
そんなことをしなくてはいけない程にまともに出勤してこないんです・・・
そりゃ叩かれるわ
程なくして派遣切りなどが社会問題となり派遣自体を取りやめる企業が続出
自分も便乗してやめることにしました
派遣会社というのは派遣社員あってこそです
管理なんてものがいても役に立ちません
自分も当時と別の現場で派遣として少しやりましたがちょっと世間体が良くなさすぎるし自分のためにはならないなと。
社員として残れば間違いなく日本列島をくまなく旅することになるので社員の道を捨てたのですが派遣はもうオワコンだなっと感じました
出る杭は打たれる
そういうことだと思います
随分儲かったでしょう?もういいでしょう?って感じですね・・・
得たもの
この派遣生活で得たものなんてあるのか?と思われるでしょうが
自分は『友達』を手に入れました
やはり苦楽を共にした仲間というのはなかなか離れがたい
まともな人間だって多数いるのに『派遣』というだけで白い目で見るのは絶対おかしいと思います
以上自分が体験した『派遣会社の闇』でした!
何か少しでも参考になったり暇つぶしになったのであれば嬉しいです!では!
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